フィンランドのトゥルク大学(University of Turku)で8月8日-9日に開催された「図書館の運営や経営にあたっての統計データを活用した評価や方法」についての会議に参加しました。トゥルクはフィンランドの首都であるヘルシンキからスウェーデンに向かって列車で2時間ほどのところにある人口17万人ほどで、ヘルシンキの前の首都であった歴史のある町です。
会議は、トゥルク大学の図書館の入っている大きな建物で、開催されました。こちらでは、長い冬の寒さが影響しているのかもしれませんが、大きな建物に、図書館、学生食堂、教室、教員の研究室などすべて一緒の建物になっています。会議では、統計データや様々な指標を有効に活用して、もっと、図書館の大切さや重要性について具体的にアピールできるのではないかということで、事例が紹介されました。今後、日本でも、もっと統計データの活用に取り組む必要がありそうです。
長塚 隆
ドキュメンテーション学科 教授